後遺障害診断書は重要です!
2022-11-01
カテゴリ:交通事故
交通事故の損害賠償請求、保険金請求の事件において、専門家である医師に書いて頂く後遺障害診断書は、非常に重要な書類です。
後遺障害診断書の書き方ひとつで、後遺障害が認められなくなることがあります。
医師に後遺障害診断書を書いて頂く際に大事なポイントの第1は、自分に残っている症状をはっきりと伝えて、「自覚症状」の欄に書いてもらうことです。この「自覚症状」というのは、被害者ご本人にしか分からないことも多いので、はっきりと伝えないと、後遺障害診断書に書き漏らしてしまうということが十分にあり得ます。
第2のポイントは、医師に伝えた「自覚症状」を医学的に説明できる検査を行ってもらい、その検査結果が意味のあるものの場合は、「他覚的所見」の欄に書いてもらうことです。
まれに、このような希望を伝えても、なかなか書いてもらえないような場合もあります。そのような場合は、カルテを取り寄せるなどして補充の意見書を書いて提出するようなことも考えられなくはないですが、やはり専門家である医師にきちんとした後遺障害診断書を書いて頂くのがベストです。
通院中から、担当してくれる医師が患者の訴えをよく聞いてくれ、適切な対応をとってくれる方かを観察しておく必要があるかもしれません。