判決の言渡しについて
2022-10-12
カテゴリ:訴訟手続
民事裁判の判決の言渡しについて、思いつくままに書きます。
判決の言渡しは、公開の法廷で、主文(請求の認容、棄却などの結論部分)を読み上げる方式で行われます。
主文の結論に至った理由など判決の内容については、その後、裁判所から「判決書」という書類を受け取って読まなければ分かりません。
(ちなみに、この「判決書」の受け取り(送達)の日を基準に、控訴などの不服申立の期間がカウントされることになります。)
大きな事件などで判決の後に記者会見を予定している場合などには、裁判所からすぐに「判決書」を受け取って、急いで内容を読んで理解し、記者の皆さんに間違いのないように説明をしなければならないので、大変忙しいです。
また、記者の皆さんも、万が一にも間違った報道をしないように、記者会見の後に質問をされたり、電話をしてこられて細かい確認をされることが多いです。
このように、大きな事件の判決の日は大変忙しいのですが、よい内容の判決をもらえたときは、本当に嬉しいので、そんなことが気になりません。
