裁判官と検察官と弁護士
2022-08-19
カテゴリ:訴訟手続
ご存知の方も多いと思いますが、ご存知でない方は意外に思われるかもしれません。裁判官と検察官と弁護士は、もともと同じ試験を合格した者同士です。
司法試験に合格すると司法修習生というものになりますが、ここまでは皆同じです。そこから、裁判官を目指す者、検察官を目指す者、弁護士を目指す者に分かれていきます。
もちろん、裁判官などには、自分がなりたいと思っていても、司法修習生としての成績が一定水準に達していないような場合には、なることができないということがあります。
ちなみに、司法修習の終わりには、二回試験という最終試験があり、この試験に合格しないと法曹資格を得ることができません。
なお、いったん裁判官や検察官になった者が退官して弁護士として登録する場合もありますし(ヤメ判やヤメ検などと呼ばれることもあります。)、逆に、弁護士任官といって、弁護士から裁判官に任官するようなケースもあります。
